高校の時です。
寒くなると体育の授業でマラソンがありました。
コースはお城の周り(約1,2キロ)を
男子3周、女子2周です。
そして男女、一斉にスタートします。
僕は中段のやや前の好位でいつも走っていました。
良いペースで走っていると、いつも1,5周目くらいに
やってくるんです・・・。
同じクラスの陸上部の女子が残り半周の
ところでラストスパートをかけてくるんです。
ちょうど僕をとらえるかどうかのところで・・・。
僕も負けじとスパートします。
偽りのスパートを・・・。
そして僅差でいつもゴール。彼女は。
そして僕に「あと1周がんばって!!」
と笑顔で言うんです。
残り1周の僕は、当然、脇腹を押さえています。
どんどん抜かれます。そして吐き気が・・・。
しまいに歩きそうになります。
こんな事をいつもしていました。
自分のペースで走ればこんな事に
ならないのは分かっています。
しかし、負けられない試合が
そこにはあったんです・・・。
そのころの僕は、『負けるが勝ち』と
いう言葉を知りませんでした・・・。
