マネージャーには今でも頭が上がりません。
高校1年の時、キャッチャーとしては
あまりにも技術がありませんでした。
なかでも、ストップに難ありでした。
ストップは、ピッチャーが低めのワンバウンドを
投げたとき体で止めるというものです。
監督さんがいったそうです。
「矢野が後ろにそらしたら、1球につきダッシュ10本。
うしろにそらした数をかぞえておくように。」
僕は、1試合目と2試合目の半分くらいでていました。
そして、試合終了後。
「矢野君。80本。」
マネージャーは悪くないんですが、なんか腹が立ちました。
夜中まで走っていた記憶が残っています。
それから練習試合のたびに、
「矢野君。60本。」
「矢野君。70本。」
試合中に、ピッチャーがとんでもないボールを投げる。
チラッとベンチをみると紙にチェックしている・・・。
体の横に、ちょこっと転がる。これは大丈夫やろ?
チラッとベンチを見る。
やっぱりチェックしている。
今思うと、マネージャーは大変だったと思います。
僕がブツブツ言うの分かっていたと思うし。
自分は、野球をしないのに、みんなの世話をする。
ほんとに、3年間を勤めあげた彼女はスゴイと思います。
きっと選手より野球が大好きなんです。
僕たち同級生は、今でも彼女に頭があがりません。
